ギックリ腰や、ギックリ背中は突然やってきます。
「いつから痛いですか?」という質問には必ず答えていただけます。
発症の時間がわかるというのも特徴です。
また鑑別方法として一番特徴的なのは息を吸って痛いか?咳してひびくか?などの呼吸に関して問診します。
これらが痛いと、横隔膜に面した筋肉になんらかの原因があると考えられます。
ギックリ背中の場合腰椎よりも上部に痛みがあり、いずれも患者さんが特定して教えてくれます。筋肉なので、身体の動かし方によって筋肉の鑑別もできます。
部位が解かれば、すぐに治療ができます。もちろん、内臓やその他の原因を除外してから治療にはなりますが。
原因について話を聞くと、ほとんどの人は動作の途中いきなりなったと言われます。
・くしゃみ、咳
・振り向き際
・服の着替え時
・物を取ろうと腕を伸ばしたとき
・坐ったままなど、中途半端な姿勢で物を取ろうとした時
・スポーツ時
局所は当然治療しますが、写真のように広範囲にわたって治療します。
また、呼吸が浅くなる場合などはなるべく肺の空気を出す呼気に注意して呼吸してもらいます。
吸えない原因の一つとして、肺の空気を出し切っていない場合もあります。これらは指導で改善する場合があります。
いずれにせよ、我慢せず受診する事をお勧めいたします。
12月は30日まで開院しております