第30回ふくし健康まつり

11月18日日曜日に北区で行われた鍼灸体験会に参加させていただきました。
九時半くらいから15時まで
鍼灸初めての方から、色々な治療院に行った事がある方も

多くの方に参加していただけました


12月1日は豊島区役所で

第30回ふくし健康まつり

が行われます
五階の会議室で、鍼灸体験会が行われますので是非いらしてください
自分はNHKで放映されていた耳つぼやると思います。

詳しくは豊島区のホームページへ
https://www.city.toshima.lg.jp/171/event/1809231151.html

肉離れは、鍼灸の適応疾患です

私が、治療中だったり、外出時に予約の電話をスタッフが受ける事があります。

「こういった症状なんですがこれって鍼灸で治りますか?」と

肉離れみたいなのですがこれ、鍼灸で治りますか?

1、本当に肉離れなのか?

肉離れ(別名:筋断裂)とは、筋肉の一部分が断裂した状態を指します。スポーツの競技中などに起こる急激な筋肉の収縮により発症することがあります。肉離れを起こすと、その瞬間に筋肉の断裂音が聴こえることがあり、その後、痛みが生じます。

瞬発的に筋肉に力を入れた場合に起こりやすく、断裂音などが聞こえる場合もあります。
筋組織が断裂してしまった状態を肉離れと言い。、ひどくなると筋膜まで損傷します。
大腿四頭筋
ハムストリングス
腓腹筋(下腿)
に多いと思いますが。
それぞれ鑑別や重症度のめあすは異なります
腓腹筋ですと
1.ストレッチ痛が軽い
2.膝を曲げればストレッチ痛が軽い
3.つま先立ちできない、膝を曲げてもストレッチ痛がでる
このように重症度は上がってきます。

なので、患者さんが言う通り、本当に肉離れなのか?
それとも違う病態なのか?という鑑別から始まり
部位(筋肉)の特定
重症度の判断(病院への転院も含めて)
そして、治療となります。

スポーツ外傷の鍼灸治療目的としては、様々な機能障害を軽減させ、競技復帰に可能な状態にし、されに再発を防止する事を目的としております。
早期復帰を、目指す場合などは鍼灸治療が有効だと考えます。

下記論文は肉離れの鍼パルス治療ので、自分もファーストチョイスでこういった治療法を選ぶと思います
ご参考までに

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jkpt/6/0/6_0_123/_pdf/-char/en

このように筋肉の疾患がわかれば、その筋肉に対してアプローチをすればよいのですが、感覚的なものだと、治療がかわってきますので、来院時に診察させていただきます。

当院に治療に来られるかたの多くはランナーで、特に大会前後のコンディショニングに来られる方が大勢います。
セルフケアとしてのお灸(せんねん灸)の指導も行っておりますのでお気軽に相談してください。

腰痛 季節の変わり目は特に注意

秋から冬へと季節が変わっていきますが、こういった季節の変わり目の体調管理が必要です。

腰痛といっても色々あります

腰痛のおこりやすい部位
Ⅰ.ろっ骨の11、12番

Ⅱ.腰方形筋(ようほうけいきん)、脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)

Ⅲ.臀筋

Ⅳ.胸椎の11番〜腰椎の2番

Ⅴ.腰椎の4、5番と仙骨の接合部

Ⅵ.仙腸関節(せんちょうかんせつ)

Ⅶ.梨状筋(りじょうきん)

 

このような部位での腰痛が多いです
では、原因はどんなものがあるかというと

筋肉 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅶ
筋肉のつっぱり、炎症によって起きる腰痛。
重い物を持った時、体をひねった時などに起こります。
腰痛の原因で一番多く、急性のものは『ぎっくり腰』と呼ばれています。
鍼灸治療の適用と言えます。

骨 Ⅳ Ⅴ Ⅵ
骨ができあがっていない成長期、スポーツのやりすぎが原因で起きる腰椎分離症(ようついぶんりしょう)や、加齢によって骨がもろくなり(骨そしょう症)、尻もちなどがきっかけで起きる腰痛(圧迫骨折)があります。熱感や痛みが強まる場合。長期に渡っての痛みなどは病院での受診をお勧めします。

椎間板 Ⅳ Ⅴ
毎日の腰への負担が積み重なって起きる腰痛。
骨と骨の間にあるクッションの役目をしている椎間板(軟骨)がうしろに飛び出し、神経を圧迫します(椎間板ヘルニア)。
腰痛だけでなく、坐骨神経痛(臀部、大腿の裏に走るような痛み)や足先のしびれなどの症状があらわれることもあります。
鍼灸治療の適用となります。

内臓
腎臓やすい臓の炎症、尿管結石、婦人科の病気(子宮、卵巣)、大動脈瘤、腫瘍など、内臓疾患からくる腰痛。じっとしていても痛く、その痛みがだんだん強くなっていくこともある
じっとしていて痛い 痛みがどんどん強くなる 発熱 このような症状は病院で受診をお勧めします

神経
腰椎々間板ヘルニアが原因でおこる坐骨神経痛、足への放散痛やしびれ感があります。
鍼灸治療の適用となります。

なので、骨と内臓が原因の場合は病院へ
筋、椎間板(関節)、神経の場合は、鍼灸治療の適応範囲と言えます。(もちろん各種診察の後ですが)

鍼灸治療の効果とは?

痛みには、大別して、炎症と循環不全に別れます。
炎症はそこになんらかの、故障が生じてそれを人体が治している為、また動かしてひどく損傷しない為ににリミッターとして痛みが生じます。また、体液の循環不全により痛みが生じます。これらの改善の為に鍼灸治療により、発痛物質の除去を促します。筋肉の過緊張している部分に刺鍼するとその筋肉が緩みますので、筋肉の過緊張による痛みや、筋肉が神経を絞扼しての痛みなども、これで緩解します。
と、ここまでは生理学や解剖学的な痛み。
これとは別に、人体には経絡という流れがあり、この流れが乱れていても痛みがでます。なかなか治らない腰痛なんかはこっちかもしれません。冷した事によって痛みが出る場合などに温灸などは効果があります。
鍼灸治療には色々な方法がありますので、まだ鍼灸治療を受療された事が無い方は一度いらしてください。

また2017に米国内科学会が公表した腰痛治療に関するガイドラインが発表されまして
それによると腰痛患者に対して、まずは薬剤を用いない治療法(非薬物治療)を試すことが推奨されています。もちろん鍼灸は適応です!
詳しくは
https://www.asahi.com/articles/SDI201703101032.html 朝日新聞デジタル

治療の際には
1、どこが痛いのか?
2、いつから痛いのか?
3、どうすると痛いのか?
4、原因は?思い当たる事はあるか?
と、いった事をおききすると思います。

来院をお待ちしております。

ボランティア 健康筋力アップ教室

今年は豊島区協賛で東京都鍼灸師会主催の


戸澤の指導風景

「元気でイキイキ教室」のお手伝いをしてます。
平均年齢75歳の方々に運動指導をしております。

主旨としては

日本の高齢化率は2007年に21%を超え超高齢社会に突入しました。2014年の高齢化率は26%になり、団塊の世代が後期高齢者になる2025年に向かって高齢者人口は激増することが予想されています。
2060年には我が国の高齢者率は39.9%になると見込まれています。
日本は世界のどの国も経験した事のないスピードで高齢化が進んでいます。

このような現状の中、健康余命(介護を必要としない期間)の延伸が高齢者の QOL(生活の質)低下を防ぎ、医療費・介護給 付費などの社会保障費の増大を食い止めるために重要となっています。
厚労省は「健康に長生きすること」を重視し、13~22 年度の国民の健康づくり計画案に「健康寿命を延ばす」とする目標を盛り 込む。としています。

運動は
「元気イキイキ教室」では
寝たきりの原因になる筋力の低下と転倒を防ぐための筋肉に焦点を 絞った運動を行っています。 運動とともに寝たきりにならないための情報も「講話」の時間を設けて 提供しています。
運動方法、知識ともに健康長寿医療センターの長年の研究から導き 出された統計学的に実証された裏付けのある内容です。
㋑内側広筋(膝伸ばし):膝がしっかりと伸びて大股で安定した歩行が できるようになります。
㋺腸腰筋(太ももを上げる):足がしっかり上がるので段差で転ばなくな ります。
㋩菱形筋(肩甲骨を寄せる):円背が改善され、前後への転倒予防になります。
㊁中臀筋(足の横上げ):歩行時に骨盤の安定性を確保し、ふらつきが解消されます。
㋭大腿四頭筋(スクワット)::椅子から何も支えが無く立ち上がれるようになります。身体が前方に倒れるのを防ぎます。
といった他に前脛骨筋と腓腹筋などの運動を指導してます

元気でイキイキ教室の見学はできますのでご興味がございましたらご連絡ください。

2018年度「元気でイキイキ教室」スケジュール
2018年4月~2019年3月(毎週水曜日 除く第5水曜日)
・午前の部 10:00~11:30
・午後の部 13:30~15:00
(教室への見学・参加希望のかたは、お気軽に事務局(03-3985-7501)までご連絡ください。)
「筋力アップ教室」・「元気イキイキ教室」では初回と最終回に下記の体力測定を行い効果の判定 をしています。