認知症と鍼灸

こんにちは、戸澤です。今日は認知症と、鍼灸は認知症に対してどのようなアプローチをしているかについてです。

認知症で困る事

物忘れや認知機能の低下が起こり、日常生活に支障をきたしている状態です。物忘れや認知機能の低下は、脳の神経細胞が障害を受けて死滅し、減少していくことで起こります。認知症を発症すると、次のような行動面・心理面の変化が生じます。

行動の変化

  • 時間や場所の感覚が分からなくなる
  • 考え事に時間がかかるようになる
  • 一度に複数のことをこなせなくなる

性格や感情の変化

  • 無気力
  • うつ状態
  • 大声を出す
  • 怒りやすくなる
  • 暴力をふるう
  • 妄想を抱くようになる

このような変化がおこります。

認知症を見極めるためには「一人で生活ができるかどうか」という観点が大切になります。

認知症は、早期発見が重要視されている病気です。脳神経細胞が完全に死滅してない早期段階で治療を開始できれば、病気の進行をある程度遅らせることができます。

なので、オレンジカフェなどを利用していただき、認知症を知る事が大切です。

具体的にどんな病気で認知症になってしまうか。
大きく分けるとこれら三つの病態になります。

アルツハイマー型認知症の原因

アルツハイマー型認知症は、認知症の原因として最も多い病気です。
アルツハイマー型認知症の原因は、脳にアミロイドβとタウというたんぱく質が異常蓄積することと、アセチルコリンが減少することとされています。異常たんぱく質が脳内に蓄積することによって、神経細胞が徐々に死滅し、減少していきます。

レビー小体型認知症の原因

レビー小体型認知症は、認知症の原因の20%ほどを占めるといわれています。神経細胞のなかにできる小さな塊「レビー小体」が、脳に異常蓄積することで発症します。

脳血管性認知症の原因

脳血管性認知症は、脳血管障害が原因となり発症します。脳血管障害とは、脳梗塞、長時間の脳の血液循環不全、脳出血などのことです。

Q.認知症っていつから?はじまっていたの?

A.
発症の25年くらい前からアミロイドβというゴミが溜まり始めます。
発症の10~15年くらい前からタウタンパクが神経の伝達を阻害し始めます。
発症の5~10年前からMCI「軽度認知症」(認知症と正常の中間の状態を指します。)の状態です。

認知症の3分の1は予防が可能です。
医学誌「ランセット」に発表された報告書は、認知症を専門とする24人の専門家によって製作されています。
若いころから認知症についての早期教育をしっかりおこない、中年期の難聴、高血圧、肥満を改善する事で、認知症の発症リスクを20%低下。
されに、高年期に入ったら。喫煙をやめる、鬱病の治療、運動不足の解消、社会的な交流を増やす、糖尿病を治療する事により15%の発症率を低下出来るとしている。

では、鍼灸治療はどのようにかかわるのか?

フレイル図

この図は、疾患やストレスにより、予備能力が低下する事を表した図です。

フレイルとは

 フレイルとは、海外の老年医学の分野で使用されている「Frailty(フレイルティ)」に対する日本語訳です。「Frailty」を日本語に訳すと「虚弱」や「老衰」、「脆弱」などになります。日本老年医学会は高齢者において起こりやすい「Frailty」に対し、正しく介入すれば戻るという意味があることを強調したかったため、多くの議論の末、「フレイル」と共通した日本語訳にすることを2014年5月に提唱しました。

 フレイルは、厚生労働省研究班の報告書では「加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」1)とされており、健康な状態と日常生活でサポートが必要な介護状態の中間を意味します。多くの方は、フレイルを経て要介護状態へ進むと考えられていますが、高齢者においては特にフレイルが発症しやすいことがわかっています。

 高齢者が増えている現代社会において、フレイルに早く気付き、正しく介入(治療や予防)することが大切です。

公益財団法人長寿科学振興財団のHPより抜粋
https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/frailty/about.html

これらフレイルに対して
ツボの力を使い、予備能力をサポート
これが鍼灸治療の考え方

鍼灸治療には、様々な手法や方法があります。
老化により衰えを、ツボの力を使いサポートするのが、基本的な認知症に対する治療の考え方だと思います。
認知症についての治療成果が、発表されています。
改訂 長谷川式簡易知能評価スケール (HDS-R)
MMSE(ミニメンタルステート検査) |
などを用いて効果を判定したりしております。

このように鍼灸を用いて、認知症やMCI「軽度認知症」に対して治療を行っております。

認知症に対してオレンジカフェ
鍼灸治療については当院でご相談いただけます。

認知症カフェ・オレンジカフェ

こんにちは
豊島区後援でオレンジカフェを開催しています。

認知症カフェとは

認知症カフェは、認知症の方やご家族、ご近所の方、専門職など、どなたでも参加できます。
参加者同士の交流、情報交換、相談や勉強会なども実施しています。お気軽にご参加ください。

認知症カフェへようこそ

平成30年度豊島区認知症カフェの登録は15団体です。(平成30年8月現在)
お近くの認知症カフェにお気軽にお立ち寄りください。

豊島区認知症カフェ登録マップ(印刷用)(PDF:1,322KB)

豊島区認知症カフェ登録一覧(印刷用)(PDF:2,383KB)

開催日等は変更になる場合があります。
詳細については、お出かけ前にご確認ください。


https://www.city.toshima.lg.jp/167/koresha/ninchisho/ninchishocafe-youkoso.html

私達、東京都鍼灸師会では

東鍼会×グランダ・オレンジ(認知症)カフェ

カフェ名称東鍼会×グランダ・オレンジ(認知症)カフェ
開催日時第2木曜日,午後2時から3時30分
住所千早2-16-16グランダ要町
参加費100円
電話03-5986-3071
カフェPR認知症の方その家族が気軽にこられてアットホームな環境で過ごせます。大変フレンドリーなカフェです。友人、知人とお立ちよりください。スタッフ一同笑顔でお迎えいたします。構えずにお迎えして楽しくお話しができるように、脳トレ、軽体操を織り込んで実施します。
カフェHP
カフェチラシ東鍼会×グランダ・オレンジ(認知症)カフェ(PDF:352KB)

と、このような活動をしておりますので、是非遊びにいらしてください