自律神経失調症でみられる症状
倦怠感、(やる気が出なかったり けだるい等)
疲労感、(いつも疲れている 寝ても疲れがとれない等)
熱っぽい感じ、(ほてり 顔がねつっぽい 頭が熱っぽい等)
手足のしびれ、(原因がないのにしびれた感じがする、手足の感覚が変等)
動悸、(安静にしていても自分の鼓動が感じ取れる 強弱あり)
息切れ、(息苦しくかんじたり、深く息が吸えない等)
めまい、(天井がぐるぐるする、 床が震える、地震かと思う等)
頭痛、(頭痛がおこる、いつも同じところが痛む、いつもちがうところが痛い等)
不眠、(寝つきがわるい、すぐに起きる、夜中に目を覚ます等)
寝汗、(ねていると大陵の汗をかく、からだの一部分に汗をかく)
食欲不振、(しょくよくがない、おいしくかんじられない、食べたいものがない)
胃痛、(おなかの調子が悪い等)
吐き気、
肩こり、
背中の痛み、
腰の痛み、
腹痛、
下痢、
便秘等々
多くの症状が自律神経の失調で出現します
自律神経失調症に効く薬というのはありません
各種の症状に応じて薬は処方されます
では原因はなんでしょう?
多くはストレスや瀬克習慣だと考えられています
鍼灸治療ではどのような治療をするのかといいますと
有名なのは「華陀夾脊穴」というのがあります
華 佗(か だ、- 建安13年(208年))は、中国後漢末期の薬学・鍼灸に非凡な才能を持つ伝説的な医師が考案したとされる治療穴で
この人物は三国志で有名な曹操の典医となり、持病であった頭痛や目眩の治療に当たっていたそうです
この「華陀夾脊穴」という治療穴は鍼灸学校の教科書では胸腹部の治療と簡単に明記されてますが
自律神経系の疾患も胸腹部の治療になりますので 大いに使えます
自律神経に問題がなければこのように整頓された感じで鍼がまっすぐと置鍼できるのですが
自律神経が乱れている方は置鍼すると斜めになる場合も多々あります。
「華陀夾脊穴」と同じく自律神経の調整治療に効果があるのが
盤龍刺
という刺鍼法です、当院の場合は鍼の刺激が苦手な方に用います
次回は「盤龍刺」の話を
豊島区鍼灸師会では自律神経調整の治療講習会をはじめ、地域の皆様の健康をサポートしております。
鍼灸師の方はぜひ入会を!