1. 感染症の治療と薬剤(臨床医学各論・病理学)
- 麻疹(はしか)の治療(あまし第34回関連・臨床各論)
- ポイント: 麻疹について問う問題で、選択肢に「特異的な抗ウイルス薬がある」という誤りの選択肢が登場。麻疹には特異的な抗ウイルス薬はなく、対症療法(解熱薬など)が中心であるという基本が問われました。
- 結核の多剤併用療法(近年頻出の周辺知識)
- ポイント: 呼吸器疾患や感染症の問題において、結核の治療は「単剤ではなく、薬剤耐性を防ぐために多剤併用(イソニアジド、リファンピシンなど)が原則」という病理・臨床の定番知識が、選択肢の正誤を分けるポイントとして繰り返し意識されています。
2. 環境衛生・消毒薬の適応(公衆衛生学)
- ノロウイルスと次亜塩素酸ナトリウム(はき第34回・午前)
- ポイント: 感染症対策や消毒剤に関する問題で、[逆性石けんや中性洗剤]、次亜塩素酸ナトリウムの使い分けが出題されました。ノロウイルスの不活化にはアルコールや逆性石けんは無効であり、「塩素系消毒剤(次亜塩素酸ナトリウム)を用いる」という知識がストレートに問われています。
3. 内科的治療・補充療法(臨床医学総論・各論)
- 脚気(かっけ)とビタミンB1(はき第34回・午前)
- ポイント: [「脚気に対するビタミンB1」の投与]といった、疾患の根本原因に対する薬剤(栄養素)の補充療法が正しい選択肢・正解の選択肢として登場しています。
| ターゲット(ウイルス・疾患) [1, 2, 3, 4, 5] | 効く薬・消毒薬 | 国試のひっかけ(効かないもの) |
|---|---|---|
| ノロウイルス | 次亜塩素酸ナトリウム | アルコール、逆性石けん |
| パニック障害 | SSRI(抗うつ薬) | 薬物療法は無効(×) |
| 麻疹(はしか) | なし(対症療法のみ) | 特異的な抗ウイルス薬がある(×) |
| 脳性麻痺(痙縮) | ボツリヌス毒素(注射) | ボツリヌス療法は適応外(×) |
| 結核 | 多剤併用(INH, RFP等) | 単剤で投与する(×) |

