鍼灸予備校や鍼灸家庭教師をしている戸澤です。
鍼灸学校で習う、小便短赤
これは小腸経の病として習うと思いますし、期末試験問題などでも度々、出題があったと思います。
しかしですね、小便短赤でぐぐってみると膀胱経の湿熱が中国サイトで多数検索されると思います。
今回はこの辺について解説したいと思います。
小便と言えば、腎、膀胱が鍼灸学校の生徒でしたら真っ先に思いつくと思います。
それは合ってます。
小便短赤 の抱き合わせみたいな症状で尿道の灼熱感というのもたぶん隣に書いてあったと思います。
普通に考えたら尿道痛いし、おしっこ赤いしで膀胱!?
って感じですよね。
臨床でもおしっこ系は素直に膀胱経?腎経?などと、追って考えて行くと思いますが。。。
しかし、試験問題には、
小腸経を選べば良しとしてます。
小便短赤とは、尿が濃くなると赤くなり、量が少なくなった状態です。小腸の実熱により水分(津液)が無くなり、熱が生じた状態と考えてください。
熱のために、排尿時に熱痛が感じられ、熱による損傷で血管が破れると血尿が起こります。
小腸経の表裏関係の経絡は心経です。
心は、熱があるためその熱がしばしば、小腸経に波及する事があります。
もう一つは、小腸経に湿熱があった時も考えられます。
試験問題をみてください、心の経絡病証があるか?心の病証があるか?
腎の経絡病証があるか?腎の病証はあるか?
このあたりが解答の選ぶ基準となると思います。
試験問題製作者の意図がどの辺りにあるかによって、出題系統が変わってきます。第26回が少し特別な気もしますので、基本から押さえていきましょう。
ちなみにワードとしての小便短赤は教科書には無いようですね。
と、いう事であまりっこちらにこだわらない方が、国家試験的には良いと思います。
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