五更泄瀉(ごこうせっしゃ)

五更の刻(夜明け前)の下痢という意味で、五更瀉(ごこうしゃ)ともいい脾腎陽虚(ひじんようきょ)という冷えが強い場合に起こります。

検索しても出てこないワードなので

飲みすぎたりすると明け方お腹が痛くて起きる事ありません?

結構、痛い下痢だったりするのですが

鶏鳴下痢ともいいます

明け方の一番気温が下がる(鶏が鳴くころ)ときの下痢のことです。
正常な人の排便は、朝起きて朝食をとった後に、腸が刺激を受けて便意を感じてからです。
朝食前やまだ寝ているときに便意を催して、排便するのは異常で、たとえ便が水様性でなくても、下痢ととらえます。

食積・肝火・酒積でもおこるらしいです。

泄瀉とは下痢の事です

まぁ飲みすぎ食べ過ぎは注意しましょう。

基本はお腹が冷えての下痢で良いのではないでしょうか?
治療としてはお腹を温める。これが一番早いかと
暖かい飲み物飲んでまた寝てください。

これが毎日続くようなら治療でしょうね
お大事にしてください

吸角(きゅうかく) 吸球(すいだま)カッピング

エステなどでもカッピングという名称でおなじみかと思いますが

この写真は背中を上から順に施術してます

この方の場合だと左側がより濃く痕が残ってます。

東洋医学には瘀血という考え方があり

末梢血管で血が渋滞したりする

軽い循環不全といったところでしょうか?

冬場に足の指さきが冷たくなる方などは

足の指に末梢の循環不全が起こっていると考えます。

後、注意したいのがカッピングでも吸角でも

痕がつきやすい所とつきにくいところがあります

ここからの文は予測

末梢の毛細血管にゴースト血管(通常血液が流れていない血管)

これを陰圧がかかるので体表に血液が引っ張られこのゴースト血管を壊すため痕がつくのではないかと

毛細血管も壊して新しく再生した方が、色々と良いですからね

内出血じゃないと言ってる先生もいますが。。。

ちなみに陰圧を強くかけて長時間おいておけばくっきり痕がつきます。

上記の写真は 肌がピンク色になって30秒から1分くらいで外してます

ほとんど一分おいておきませんが

それでも次の日に痕が出たなんて患者さんもいらっしゃいます

だいたいその前に解るので「痕が出ますよ」と言ってから施術してますが

これだけ書いておくと何のためのカッピングなんじゃいとなりますが

スッキリします

一週間くらいあと付きますけど

腕上がらなかった患者さんの施術後、3日目の写真

背中全体に施術しましたがここだけ痕がつきました

腕は治りました

このぐらいの痕だと3週間くらい消えるのにかかります

こういった情報も提供させていただきます。

全ての患者さんに吸玉するわけではありません

 

最後に 吸玉の感想

 

背中がひきつるように痛かったり

胃が痛い時など

かなり気持ちいいです

吸玉を付けてるとき痛いようなら我慢をしないで 言いましょう

 

でも気持ちいいんですよ コレ あと付くけど

 

朝霞あおば台整形外科の横部院長と相対で練習した思いで
openホヤホヤですので 病院はこちらで!

 

肩こりだと思ったら、肩こり感

肩こりというくらいなので

コリがあるはずなのですが

コリが全くなかった患者さんの話

春先の話なのですが

肩こりと頭痛で治療にいらした方

しかし、コリが無い

くすぐったがりで、触ると痛がる

どこを触っても痛がる

感覚神経が過敏になってるみたいで

だから肩にコリが無くても コリ感を訴える

お腹から診させてもらうが

ちょっと押すと痛がってしまう

それでもポイントだけみつけて治療

15分ほどでとりあえずくすぐったがりは無くなったのでいつもの通りに治療

くすぐったい感覚も痛覚の一部だそうで

こういった場合はやはり自律神経の調整から入ると治療の効果が出やすいですね。

コリがないので肩に一本も打たずに終了

で  す  が  !

それじゃなっとくできないでしょうから

やはり肩回りを治療して終了

 

もう一例

陰陵泉を触れただけで痛がった患者さん

内側にある骨を膝方面に撫で上げて止まったところに陰陵泉という経穴があります。

脾経の井穴ですし、使い勝手が良い経穴なのですが

通常は押すと痛がる人はいるのですが

触っただけで痛いという人は初めてでした。

この内側の骨は脛骨というのですが

まぁほとんど痛がってました

図にある地機なんかは腰痛とかでも反応が出る経穴なのですが

まぁなにから何まで痛がり

治療できないなぁ とも思いましたが

こんな時にも腹診でお腹をみると、硬結が・・・

硬結(なんか硬いの)がコロコロしておりまして

この硬結がとれると

陰陵泉を痛がらなくなりました。

自分でいうのもなんですがちょっと不思議な事例でした

その後、肩こりよ腰痛の治療して終了

この方もやっぱり感覚過敏だったように思えます

 

感覚って不思議ですよね

 

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池袋東急ハンズ隣 戸澤治療院

 

膝痛だと思ってたら実は腰に問題が

どうやらゴールドコーストのマラソンは完走できたようでおめでとうございます。

いいなぁ海外旅行。。。

つらい膝痛

お客様の中には椅子から立つ際に足がこわばって立てない

このような相談があります

もちろん膝も悪いのですが、その原因が腰にあったりします。

もうねぇ、5分とか10分とか15分歩いたら、足しびれるとか言ってる人は

脊柱管狭窄症の う た が い どころか ほぼ 当確と言ってもいいかもしれません

よく言われるのが「でも先生、腰は痛くないんです」

はい、みなさんそうおっしゃいますが

試しに腰の治療をすると

あら不思議

あれだけこわばっていた足が とか

力が入らなかった 膝が とか

よく言われます。

別に鍼灸の不思議な事をしているわけじゃないんですよー

なんらかの原因で 神経を筋肉が挟んでいたり

なんかでっぱりができて栄養できていなかったりとか

ほとんどがそんな感じです

中には詳しく知りたい方もいらっしゃるので

病因いって、写真とってもらったらどうです?と

細菌は説明してくれる場合もありますが

とりあえず写真とってきてくれれば説明はします。

写真みれば本人も一発で納得

そう、でも

どうしてこういう症状になるか?

実はドクターでも説明できない事だらけなんですよ(でも優秀なドクターは説明してくれますよー)

例えば、腰椎に脊柱管狭窄症があるのは写真でわかりましたが

どうして腓骨の真ん中の後ろが痛くなるのか

まぁそこの知覚や痛みの神経がどうにかなっているのですが

どうして?どうにかなっちゃったのかとかは解らないんです

この場合、痛み止め 湿布薬とか 奥義ブロック注射とか

確かに効きます

でも、効いたら確定診断出るけど、効かなかった場合はよくわからない

なんて事も多々あるんです

じゃぁ鍼刺すとなんで良くなるのよ(良くならない場合もありますが)

基本的にはその部分の血流を良くして発痛物質や炎症物質を流す

血行をよくするだけでも治っちゃう(痛みが無くなる)事は多いです

こればかりではないのですが、鍼を刺す事で一番変化を与える事は血行じゃないでしょうか。

最近では顔鍼の研究も大学でやっていて、鍼を顔に刺して、その鍼を抜いた後も顔の血行が通常よりも上がっているという論文でてました。

ちょっと不思議な東洋医学の施術もあるのですが、ファーストチョイスは血行の改善というのはどんな鍼灸師でも考えるのではないでしょうか?

これは鍼さして、筋肉に電気流してます。

血行の促進と筋肉のこわばりを取るのを目的としています。

鍼灸未体験の方是非おこしください。

初診5500円

ギックリ背中

五月から七月にかけてギックリ腰の続発する季節です。GW前後で、ギックリ腰の患者さんが駆け込んできました。

かくゆう私も・・・やりそうでした。

現在ちょっと気になるのが背中

六月はがんばってトレーニングしようと考えていたら

あれあれあれ。。。

なんか背中に違和感が

硬い

ストレッチしても硬いこんな感じで右足を左側の遠くへ、そして腰をひねる(背骨全体をひねる)

いつもより硬い

4月頃からイスに座って仕事する時間が急激に増えて

なんかそれ以来おかしいと。。。

朝起きると7番胸椎から10番胸椎の間が痛い

肋骨角の辺りが痛い

あれ!?

飲みすぎで肝臓腫れてきた?

とか、

腹直筋めっちゃ硬くない?

とか、

思っていました。

胸脇苦満と心下痞硬の合わせ技

こんな毎日

そろそろ我慢も限界なので

いたわってみる

まず、イスと机が身体に合ってない

これは買い替える以外どうしようもないので

とりあえずイスの上であぐらにしてみる

胸椎が曲がってそれがT7-10の位置

肋骨角の辺りは色々な筋がふちゃくしている。

腰腸肋筋がたぶん痛いヤツだ

自分で出来る事だとやっぱりストレッチとストレッチポールもあり

脊柱起立筋全体も硬い

ここまで硬くなると流石に胃の調子も悪くなってくる。

負の連鎖が始まってしまうので、体調管理は大切です。

直接このあたりに斜刺か横刺して、太衝とか行間辺りにも刺してもらいたい。

 華佗夾脊40本くらい打ってもらいたい

華佗夾脊(かだきょうせき)、夾脊(きょうせき)取穴部位:第1胸椎から第5腰椎まで棘突起の外5分 全34穴

ああ、絶対にここに鍼刺したら気持ちいいのにな。。。

このままにしておくと、ギックリ背中orギックリ腰はまず間違いないです。

寝れなくなってきたら。。。こぇぇ

皆様もギックリ背中にはお気をつけてください。

 

胸悶(きょうもん)、胸痞(きょうひ)そして結胸(けっきょ)

胸悶(きょうもん)

中医の言葉の意味や読み方は、本によってだいぶ違いますし、翻訳ソフトを使った場合などは言葉が違います。勉強のコツは大きく理解して細かく先生に聞きましょう。

胸悶(きょうもん)をグーグル先生で検索すると、ずらずらっと中国のHPが出て来ます

胸=上焦なので肺か心ってのは間違いないですが

東洋医学概論の教科書には
胸悶(きょうもん)胸苦しさのことで、心・肺の気機の失調によるものが多い
と、記されています。

これらの鑑別があります。本によっては心虚しかなかったりましますが、色々と調べてみるとやはり、心と肺になります。
そして、風邪、熱邪、湿邪、気虚、陽虚、血虚、瘀血(血瘀)などが心か肺(心肺同時にもあるそうです)に影響してこのような病態になると考えられます。

胸悶の症状としては胸がつまる、落ち着かない、胸の張などの胸部の不快感があげられます。場所や症状は上記に上げた邪気により様々です。

胸痞(きょうひ)については胸部に、上記に上げた胸部不快感で痛みが無い

結胸(けっきょ)については胸部に、上記に上げた胸部不快感で痛みがあるとされています。

 

鍼灸学生の為の「怔忡」の意味

東洋医学では、動悸を「心悸(しんき)」といいます。

内因や外因がこれに加わり更に症状が強まると「驚悸(きょうき)」といいます。外因が明らかでなく持続、動作で強まる重症のものを「怔忡(せいちゅう)」といいます。

心悸(しんき)⇒「驚悸(きょうき)」⇒「怔忡(せいちゅう)」と重症度が上がります。

原因としては心気虚で血を上手く送りだす事ができない。

心気虚は宗気の機能減退しやすく、胸悶や息切れ、、倦怠感、自汗などの症状がおこる

脈、細 弱

気虚症状と一緒に覚えてください